案件紹介の一斉メールを繰り返す翻訳業者

低単価で依頼できなかったり、さらなる単価の引き下げに了解してもらえない場合、翻訳会社はすぐに他の翻訳者に依頼してしまうため、低単価の小さい案件でも引き受ける翻訳者に案件が集中し、時々入る大きな案件もその翻訳者に回されてしまうため、とくに正…

エリキシル剤

日局の髓剤総則にはエリキシル剤は,通例,甘味及び芳香のあるエタノールを含む澄明な液状の内用剤である.本剤を製するには,通例,医薬品又はその浸出液にエタノール,精製水,芳香剤及び白糖,そのほかの糖類又は甘味剤を加えて溶かし,ろ過又はそのはかの…

乳剤の調製法

1)乳剤にしない例 ヒマシ油には加杳ヒマシ油があり,次の処方で頓用される. [処方] 加香ヒマシ油 Aromatic Castor Oil 精 製 水 Purified Water 各々 20.0 mL 以上頓用 (適応:下剤) 精製水20mLの上に加香ヒマシ油20 mLを層積して交付する. 2)界面…

カプセル剤の調剤上の注意事項

日局ではカプセル剤は[密閉容器又は気密容器に保存する.]と規定している.カプセル剤は湿度の影響を受けやすく,乾燥しすぎると亀裂や重量減を生じ,吸湿すると重量増や変形を生じ,さらには内容医薬品の変質を加速することになる.カプセル剤の保存には相…

カプセル剤の特徴

カプセル剤の利点と欠点には錠剤と重複するものが多いが,そのほかに次のことがあげられよう. (1)利点 ①粉末や顆粒剤のような形状の医薬品のほかに液状のままの医薬品も充 てんできる. ②錠剤に比べカプセルの崩壊による速やかな分散が期待できる. (2…

トローチ剤の一般調製法

本剤は,通例,医薬品をそのまま,又は賦形剤,結合剤若しくはそのほかの適当な添加剤を加えて均等に混和してから,1)適当な方法で頸粒状とした後,滑沢剤などを加え,圧縮成型する,2)直接圧縮成型して製するか,又はあらかじめ製した顆粒に医薬品をそ…

錠剤調剤のコンピュータ化

(1)自動錠剤包装機の利用 コンピュータを内蔵している自動錠剤包装機は,病院における入院調剤の一回量調剤(oen dose one package system)に不可欠の調剤機器になりつつある.本機による調剤は,キーボードあるいはタッチパネルから薬剤名,1日の分量ま…

重量偏差試験

本試験法は含量均一性試験と本来同じ目的を持つ試験法であり,簡便な代法と考えられる.適用できる製剤は,原則として製剤の重量偏差が主薬含量の偏差に比例している場合に限られる. この方法は製剤の重量の偏差を含量の偏差とみなし,個々の製剤の重量を測…

含量均一性試験

この方法は,個々の製剤の主薬の含量を,日局の医薬品各条に規定する方法で定量することにより,製剤の含量の均一性を試験する方法である.医薬品各条に特に規定がない場合は,定量法に規定する方法,または他の適当な方法を成分含量の測定法として用いるこ…

錠剤の条件 錠剤の成分骨量,成分の変化,崩壊性および溶出性に関しては,薬物の効果発現に重要な影響を及ぼすので,薬剤師は錠剤の品質管理を常に留意して,不審な点があれば直ちに試験できるように設備と技術を備えておかねばならない.また,ひびわれ,変…

口腔用錠剤 A)バッカル錠 口腔内の臼歯と頬の間に挟み,唾液でゆっくりと薬剤を溶解させて口腔粘膜から主薬を吸収させるもの. B)舌下錠 舌下で急速に溶解させて,口腔粘膜から速やかに吸収,効果を発現させるもの. C)トローチ剤 口中で徐々に溶解ま…

持続性錠剤

不溶性あるいは難溶性物質を利用して,薬物の拡散あるいは溶解を制御して,1[回の服用によって一定時間一定量の薬物が連続的に放出されるように設計されたものである.徐放性とか持効性とも呼ばれる.これら徐放性製剤は,顆粒剤,カプセル剤を含めてこれ…

特殊錠剤 ①そしゃく(チュアブル)錠:投与量の多い錠剤を,かみながら唾液とと もに服用できるようにしたもので,幼児でも服用できる. ②発泡錠:沸騰錠とも呼ばれる.炭酸水素ナトリウムと有機酸(クェン酸, 酒石酸,リンゴ酸など)によって,水中で炭酸ガ…

顆粒剤の調剤上の注意事項

2種の顆粒剤の混合性は,かさ密度や形態が同程度のものであれば混合度がよいが,粒度,形状,かさ密度,配合量などが異なると混合度が悪くなる.顆粒剤と散剤との配合はさらに混合性が悪いので,通例は直接混和,分割,包装をせず,前に掲げた処方例のよう…

崩壊試験

顆粒剤 顆粒剤を30号(500μm)ふるいを用いて粒度の試験に準じてふるい,30号ふるいに残留するもの0.10gずつをそれぞれ補助筒6佃にとり,補助筒を試験器のガラス管に1個ずつ入れて底に固定し,別に規定するもののほか,試験液に水を用い,30分間上下運動を…

崩壊試験

顆粒剤 顆粒剤を30号(500μm)ふるいを用いて粒度の試験に準じてふるい,30号ふるいに残留するもの0.10gずつをそれぞれ補助筒6佃にとり,補助筒を試験器のガラス管に1個ずつ入れて底に固定し,別に規定するもののほか,試験液に水を用い,30分間上下運動を…

顆粒剤の試験 顆粒剤は日局で粒度および崩壊試験法が定められている.また,1回服用量ずつ包装した形態のもの(以下[顆粒剤(分包)]という)については重量偏差試験法が定められている. (1)粒度の試験(製剤総則参照) 本剤20. Ogを正確に量り,前記…

顆粒剤の特徴

古くから使用されてきた散剤には,付着・凝集性や飛散性など,調剤の際の取り扱いやすさと服用のしやすさに問題点があった.これらを改善する目的で導入されるようになったのが顆粒剤である. 顆粒剤の利点と欠点には次のようなことがあげられる. (1)利…

外用散剤

外用散剤は主として皮膚粘膜のびらん,湿疹,潰瘍面などに散布剤として用いる.散布剤は皮膚表面を機械的に保護し,乾燥し,あるいは冷却するために用いられる.したがって散布剤は皮膚面に適当に付着性を有し,化学的および生理的に影響がなく,薬物の作用…

散剤の調剤上の注意事項

(1)コンタミネーション(汚染)の防止 散剤調剤は一つの器具で多種の医薬品を取り扱う場合が多い.例えば秤量紙,スパーテル,調剤用ふるい,乳鉢,乳棒,包装機のシュート,受け皿などは繰り返し使用するため医薬品が残存し,これが次の調剤時のコンタミ…

配合により変色する散剤 酸化マグネシウムとフェノバリン,酸化マグネシウムとダイオウ末,またはサリチルアミドとケイ酸アルミニウム末などは,着色または変色するが,ほとんど薬効に変化がないので必ずしも組み合わせ散剤としなくてもよい.その際には患者…

A)吸湿性医薬品が配合された場合 医薬品には湿潤しやすいものがある.湿潤は湿度および温度に支配される.したがって梅雨期および夏期にはこれらの医薬品が配合された散剤では特にその湿潤化に注意しなければならない. 水剤とすべきもの:次にあげる医薬品…

顆粒剤が配合された場合

粒子径の差異のある顆粒を混合すると均一な混合ができないので,次のような操作を行う. まず顆粒剤だけを薬包紙上に分割配分し,他の配合散剤は常法により調製し,同じ薬包紙上の別の部分に配分して両者を混ぜ一緒に包装して交付する. (3)湿潤または液化…

漢方エキス製剤

漢方薬が現代医療のなかにとり入れられ保険診療でも採用されるようになった.この場合,漢方本来の方式である[随証療法]に基づいて処方されるだけではなく,近代医学の適応症に基づいて用いられることもある. また,漢方本来の混合生薬の湯液療法ではなく…

倍散として市販されている医薬品に対する注意

医薬品のなかには倍散(10~100倍)でのみ市販され,原木としては入手できないものがある. 医師の処方せんは,従来の慣習からリン酸コデイン,ロートエキスなどの例にみられるように,いずれも処方量は原末の量で記されていることがある.しかし倍散で市販…

自動包装機

分割,包装を機械化したものが白動包装機である.現在市販されている機種は多数あるが各機種とも一長一短があり,その目的によって選択する必要がある.例えば,主として同じ内容の薬剤を連続して行う予製剤を分割,包装する場合か,または主として異なった…

分割包装

散剤は混和した後,処方せん記載の服用回数に自動包装機を用いて分割,包装する.包数が多くなると均等に分割することがむずかしくなるので,正確を期するためにときどき秤量して検査する必要がある.また,目測法および合匙法などの手分割により薬包紙上に…

混和 通常,18号(850μm)粉末または微粒状とし,他の医薬品を加えて均一になるまで混和する.なお量の多い医薬品を混和する場合には,1~2回飾過した後,混和するとよい.また毒劇薬などで量のきわめて少ないものは,はしめ賦形剤または他の配合薬を少量…

散剤の一般調製法

通常,秤量,混和(飾過を含む),分割,包装の順序に行う. (1)秤量 秤量には上皿天びんを用い,原則として処方記載の順序に秤量する.しかし秤量する医薬品の量に著しい差がある場合は,少量のものから秤量する.麻薬は他の配合医薬品の秤量など誤った場…

散剤の重量偏差試験

分包散剤については,次の重量偏差試験に適合することが規定されている. この方法は製剤の重量の偏差を含量の偏差とみなし,個々の製剤の重量を測定することにより,製剤の主薬含量の均一性を推定し試験する方法である.従って,含量均一性試験を適用した場合…