顆粒剤が配合された場合

 粒子径の差異のある顆粒を混合すると均一な混合ができないので,次のような操作を行う.

 

 まず顆粒剤だけを薬包紙上に分割配分し,他の配合散剤は常法により調製し,同じ薬包紙上の別の部分に配分して両者を混ぜ一緒に包装して交付する.

 

(3)湿潤または液化する散剤とその対策

 

 散剤では調製後,服用期間中にその薬剤が湿潤液化したり,はなはだしいときは変色して泥状となる場合がある.この場合,たとえ薬効に支障を生じない場合であっても,外観上の変化が著しいものであれば患者に不安を与えるから,これをそのまま謌剤してはならない.その対策としては,①組み合わせ散剤とする,②剤形を変更する,③適当な防湿方法を講じる,な宮B’方法がある.ただし②は原則として処方医に了解を求める必要がある.