インターフェロンアルファ

 

 

インターフェロン製剤。ウイルス感染や細胞のがん化に伴い生体が自ら

 産生し、病気の進展を阻正する方向で働く生体防御因子である。抗ウイルス作用

 (細胞に働いてその細胞を抗ウイルス状態にして、ウイルスが感染しても細胞内でウ

 イルスの増殖を抑制する)と抗腫瘍作用(細胞増殖抑制)作用と抗腫瘍免疫増強作用

 の両面を持つ特徴を有する)などきわめて多面的な作用を有している。種特異性で

 あるが、ウイルスに対しては特異性を示さない。

 HBe抗原陽性でかつDNAポリメラーゼ陽性のB型慢性活動性肝炎のウイ

 ルス血症の改善、C型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善、腎がん、多発性骨罎糺

 ヘアリー細胞白血病慢性骨髄性白血病、亜急性硬化性个脳炎におけるイノシンプ

 テノベクスとの併用による臨床症状の進展抑制(300万単位、ただしDS製剤は除く)、

 HTLV-I背髄症(300万単位)[900万単位]C型慢性肝炎におけるウイルス血症の改善

用時調製後、溶解後は速やかに使用すること。

凍結を避け10 °C以下に保存する。

腎がん、多発性骨髄腫、ヘアリー細胞白血病:300、DS300、600、

 または隔日300万~600万単位筋注[B型慢性活動性肝炎:300、

 DS300、600、DS600] 1日1回300万~600万単位筋注「C型慢性肝炎:300、DS300、

 600、DS600」1日1回300万~900万唯位連目または週3回筋注[慢性骨髄性白血

 病:300、DS300、600、DS60011日1回または隔日300万~600万単位皮下・筋注

 [亜急性硬化性全脳炎:100万~300万単位週1~3回髄腔内(脳室内を

 含む)投与「HTLV-I背髄症(HAM):300、DS300]1日1回300万単位筋注

 ワクチンなど生物学的製剤過敏症既往歴、小柴胡湯投与中、自己免疫性